【トリログ】#13 コミカレってどんな場所なの!? これから留学する人は知っておきたいプチ情報
更新日:2月11日

こんにちは、トリコンのミキです。
皆さんはコミュニティカレッジ(コミカレ)というアメリカの大学システムを知っていますか? 実はUCバークレーやUCLAなどのカリフォルニア大学に入学する日本人学生の多くは、このコミカレという大学を経て編入という形でアメリカの四年制大学に入学しています。
ちなみに私もクパチーノという街にあるデアンザカレッジというコミカレからUCバークレーに編入しました!今回はざっくりとコミカレについてお話ししていきたいと思います。
Community Collegeとは!?
アメリカのコミカレとは、年齢や性別に関係なく、安価で誰でも教育を受けられるように設立された二年制の公立大学のことを指します。現在カリフォルニア州内だけでも、100校以上のコミカレが存在し、200万人ほどの人が在籍して学んでいます。
コミカレでは単純に特定の学問を学び、四年制大学に編入したい人や仕事や自身のスキルアップのための資格取得や訓練を目的とした人もいます。また、高校で成績が足りず、大学を受験できなかった学生が、憧れの大学へ編入する為にコミカレからチャレンジするパターンもあります。
また私のような留学生へのサポートや受け入れも盛んになってきており、普通の留学生が『超名門校に編入』なんてことが起こり得ます。
なんでコミカレが人気?

入学する為に必要な英語力のハードルが低い
留学する上でたくさんの学生が心配することといえば、英語力だと思います。多くの留学生は語学学校に通ったり、TOEFLやIELTSといったテストで各大学が定めている基準点数以上を取得することで大学に入学します。
その際、一般的な海外の四年制大学が留学生に求めるスコアは、コミカレが求めるスコアの平均よりかなり高いです。カリフォルニア州内のコミカレが求めるTOEFL iBTのスコアは大体45 〜 61点程度で、一般的な四年制大学の多くは80点以上、いわゆる名門大学と呼ばれる大学は100点以上が必要になってきます。
入学へのハードルが低いこと、これは留学生にとってはかなりのメリットです!しかし、コミカレと言えども英語で授業を受けるのは大変です。英語の勉強の継続は忘れないようにしましょう!
学費が安い
金銭面で留学を断念する学生もたくさんいると思います。このコミカレは四年制大学と比べると、学費は安価に抑えられるのが魅力です。
例えば私が通っていたDe Anza College (デアンザカレッhttp://deanza.edu) の学費は年間約$10,000で、学費だけで見たら、日本の私立大学と通うのとさほど違いがないのが分かります。
もちろん留学には学費以外にも保険料、住居費、食費などが含まれ、これらの費用がかなり高くつきがちなので注意してください。
憧れの超名門校への編入が目指せる
コミカレの最大のメリットとしてあるのは、編入のシステムがしっかりと確立している事です。特にカリフォルニアのコミカレからUCバークレーやUCLAなどのカリフォルニア大学系列への編入は、成績を保ってさえいれば留学生でも比較的容易に編入が出来ます。
1年目からUC系列の大学に入学する事は、現地の学生でも厳しいです。しかし編入という制度を利用することで、英語がネイティブ言語ではない留学生でも憧れの大学に入学!なんてことも十分にあり得ます。
UCバークレーやUCLAに通っている編入生達は決して天才ではありません。アメリカで通いたい夢の大学がある方はコミカレからの編入も考えてみてください。
編入に必要な条件とは?
そんな憧れの大学に編入するには何が特に必要になってくるのと思いますか?コミカレでは以下の事に力を入れるようにしましょう。
成績を維持する(GPA)
授業以外の課外活動に力を入れる
高い英語力・コミュニケーション力を養う
UC系列などのトップ校への編入を目指す学生は、成績をほぼオールAで出願できるように心掛けてください。そして英語力を伸ばすように常日頃から勉強を怠らないようにしてください。
トップ校で学ぶということは、知識だけでなく英語でのやりとりが最も重要になってくるので、英語に恐怖を感じていたら編入後も大変な思いをするかもしれません。しっかりとプラン立てて、コミカレの1学期目から気を抜かないで楽しく勉強しましょう!
いかがでしたか?
今回はコミカレってなんだろう?といった疑問を持っていた人に向けて、ざっくりとコミカレについて書いていきました。老若男女様々な学生が学ぶコミカレでは、資格の勉強や、編入、金銭面など目的も様々で面白い人がたくさんいます。コミカレで英語力を培い、アメリカではなく日本の有名大学に編入する学生もいるので、「留学したい!でも4年間は金銭的に厳しい」という方も、コミカレで2年間本気で勉強した後に日本の大学に編入もアリだと思います。
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それではまた次回のトリコンブログでお会いしましょう!